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PROJECT STORY

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ICタグ販売の事業化

先人たちが 果たせなかった、
ICタグ販売事業の成功に挑む。

宮田 英孝

鈴木 佑

開発部 事業開発課

2008年、鈴与商事入社。電機情報事業部でFA機器の営業を担当した後、2012年、ICタグ販売を事業化するために開発部に異動。以後、全国を舞台にICタグを活用した事業提案を行っている。

不毛な地に、花を咲かせろ。

鈴与商事には、春が来ることなく終わっていった事業があった。それが、ICタグ販売事業である。市場が未成熟であったこと、精度の高いICタグがなく、お客さまに受け入れられなかったことなど、要因は様々だが、これまで誰一人として花を咲かせることはできなかった。だがそんなICタグ販売事業に、再び挑戦する者たちが現れた。鈴木をはじめとした電機情報事業部のメンバーである。ICタグメーカーのF社から高性能なICタグを開発したという話を受け、「今度こそは。」と事業化に乗り出した。

メンバーがまず行ったのは、提案する取り引き先を選定し、片っ端から営業を仕掛けること。しかし、どの企業も導入に至るまではいかなかった。そのまま半年が過ぎたある日、メンバーにある話が舞い込んできた。ICタグ販売事業を電機情報事業部から切り離すという話である。

「確かにICタグは必要となる知識が多く、私たちの部署がこれまで行ってきた事業と並行して進めるのには限界を感じていました。そこで、ICタグ販売を専門で行うチームをつくることにしたんです。ICタグに集中できれば、きっと活路も見出せる。新しいチームの発足にワクワクしていました。」

しかし、そんな鈴木に想定外の現実が待ち構えていた。

鈴木 佑

プロジェクトチーム発足、
しかし…。

『以下の者をICタグ販売チームに任命する。
 電機情報事業部 鈴木 佑・・・以上。』

なんと、選ばれたメンバーは鈴木のみ。その日から鈴木は、たった一人でICタグ販売の事業化を進めていくことになったのである。「あとは任せたぞ。」離れていくメンバーからの期待を一身に背負い、鈴木は一人、ICタグ販売の事業化を進めていった。

「正直、一人だけという心細さはありました。でも、やるしかない。」

鈴木はまず、原点に立ち返ることからはじめた。そもそもICタグはどんな場面で効果を発揮できるのか。たとえば、物流倉庫のコンテナ管理や企業の文書管理にも使えるかもしれない。仮説を立てては、それに適合するICタグを探す日々。F社以外のICタグメーカーにも協力を依頼するなど、とにかく考えつくことは次々に実践した。

数百社にも及ぶ企業に、種を蒔いていった。しかし、商品の珍しさから興味深そうに話を聞いてくれる企業はあるものの、1年目の収穫はゼロ。それでも、鈴木は諦めなかった。ICタグの知識を身に付けていくにつれて、この商材に無限の可能性を感じていたからだ。そんな鈴木を見て、周りの社員も取引が生まれそうな企業を紹介してくれるようになった。そしてある日、鈴木の元に一本の連絡が入った。「もう少し詳しく話を聞きたい。」それは、食品業界を得意とするユニホームレンタル企業からの電話だった。

「その会社は、プロジェクトスタート当初にアプローチしていた中の一つでした。これまでユニホームの管理というのは、バーコード管理が主流でしたが、バーコードを機械に読み取らせるためには手作業で衣服の向きを揃えなければならず、そこに人件費が発生してしまう。でも、ICタグならその必要はありません。極端な話ですが、衣服がくしゃくしゃな状態でも読み取ることができますからね。さらには、人為的なミスが起こるリスクも減らせる。ですから、ICタグを使用した管理方法に変更しましょうという提案をしていたんです。」

商談は順調に進んだ。工場の担当者と打ち合わせを重ね、取り引き先の役員へのプレゼンを迎えた。「いいじゃないか。導入しよう。」役員からの一言。プロジェクトがスタートしてから、足掛け2年。ついに初契約を結ぶことに成功したのだ。

種が、芽吹きのときを迎える。

その後、工場の作業効率は格段に上がり、「ぜひ、当社の別工場にも導入したい。」というお話もいただいた。現在は、全国各地にある工場への導入計画が進んでいる。その他にも、ICタグを導入したいという企業がだんだんと増えてきた。

「地道に蒔いてきた種が、ようやく芽吹いてきた感じです。でも、まだまだこれから。ICタグはきっと、既存の事業との組み合わせだけでも十分に可能性がある。今後さらに事業を広げていくためにも、まずはチームを増員したい。やっぱり、一人では限界がありますからね。」

ICタグが広まれば、より効率的で、安心・安全な世の中をつくり出すことができるかもしれない。この事業が、満開の花を咲かせるその日まで、鈴木のあくなき挑戦は続く。

鈴木 佑

PROJECT STORY

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新電力事業への参入

切り拓くのは、
未知なる事業”新電力”。

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