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鈴与商事株式会社

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Cross Talk
理系×商社

理系出身社員による座談会

理系から商社という、一見イメージしにくいキャリア。でも、実は、鈴与商事には理系出身者が活躍できる、たくさんのフィールドがあります。理系出身である3名の社員に、就職活動のことや仕事のことなどを、本音で語ってもらいました。

Member

Nanami Osada長田 菜々美

先進理工学部
応用化学科卒
2013年入社
化学品営業部

学生時代は、色素を動かして発電する色素増感太陽電池を研究。学業と同じくらいアルバイトにも力を入れていた。鈴与商事入社後は、ずっと化学品営業部に所属し、メーカーのお客さまに原料や排水処理薬品の販売を担当している。

Juri Sato佐藤 純里

理工学部建築学科卒
2012年入社
アグリ事業部

大学では意匠系の研究室で、設計のコンセプト立案やデザインなどを行う。2012年に鈴与商事に入社。太陽光発電システムの法人営業などを経て、現在はアグリ事業部に所属し、グループ会社であるベルファーム株式会社のブランディングを担当。

Yukitaka Ashizawa芦澤 幸孝

理学部生物科学科卒
2016年入社
沼津支店 エネルギー
ソリューション課

大学では植物系の研究室に所属。白衣を着て、珪藻類の細胞壁からDNAとRNAを精製する実証実験を行う日々を過ごす。鈴与商事では機械油・重油・軽油の販売をメインとする石油課を経験後、現在は空調やLED照明などを販売するエネルギーソリューション課に所属。

鈴与商事を選んだ理由は?

本日はよろしくお願いします。鈴与商事は今、理系採用にも力を入れているということで、私たち3名に声がかかったみたいですね。理系といえばメーカーに就職する人が多い印象ですが、芦澤さんと長田さんは、どうして鈴与商事に入社したんですか?

私は就職活動では、飲料メーカーの研究職や営業職を受けていました。でも、選考が進んでいく中で、「この先ずっと、一つのメーカーの商品しか扱えないのは、成長の幅が限定されそうで嫌だな」と考えるようになったんです。そこで、さまざまなメーカーの商材を扱える商社に志望業界を切り替えました。その中で鈴与商事を選んだのは、選考での印象が良かったから。出会った社員の方がとても気さくに話しかけてくれたり、研究が忙しい時期に就職活動をしなければならなかったんですが、面接日程の融通を利かせてくれたのも、とても嬉しかったんですよね。

私の研究室では、メーカーの研究職への就職が一般的なのですが、自分は性に合わないなと(笑)。成果が出るまで一人で黙々と何十年も研究を続けるより、人との出会いを通じて自分を磨いて、仕事の成果を積み重ねていく方が向いていると思ったんです。そこで、化学の知識が活かせそうな食品メーカーや化粧品メーカーを中心に就職活動をしていました。鈴与商事に出会ったのは、地元・静岡に帰省したタイミング。たまたま説明会をやっていて参加してみたら、「たくさんの人との出会いがある商社の仕事っていいな」と感じて、入社を決めました。実際に入社してからは、全国を飛び回っていろいろなお客さまとお話しする機会があります。佐藤さんは、どうして鈴与商事を選んだのですか?建築学科の人はハウスメーカーやゼネコンに就職するイメージがありますけど…。

就職活動をはじめたばかりの頃は、私も周りの人に合わせてハウスメーカーやゼネコンを見ていました。けれど、「本当に私は建築を一生の仕事にしたいのかな」という迷いがずっとあったんです。そんなとき、社会人の知り合いに相談したら、「佐藤さんは世代を問わず人と話すことが得意だし、商社が向いていると思う」と言われて、地元・愛知に近い鈴与商事を見つけました。説明会に参加してみて、人が付加価値になる商社の仕事って面白そうだなと感じて入社しました。

仕事で活かせる理系の
知識・経験は?

建築学科って、実験や研究をする他の理系学科とも少し違う気がするんですけど、何か仕事で活かせていることってありますか?

最初に配属された部署では太陽光発電システムの営業担当でしたが、太陽光パネルをどれくらい屋根に積載できるかのシミュレーションは、製図ソフトのCADを使うんです。学生時代にCADを使う機会があったので、そのスキルは少し役に立ったかもしれません。でも、建築学科での経験が活きているのはそれくらいかな。やっぱり入社してから学ぶことの方が多いですね。長田さんはどうですか?

化学品の営業って、メーカーの開発職の方とお話しすることが多いんです。そんなときに、薬品の名前やベンゼン環の見方が分かっていたり、この薬品とこの薬品は混ざりやすいなど、化学の知識があるので、打ち合わせがスムーズですね。お客さまから見ても、「長田さんはしっかりと商品を理解して提案してくれている」という安心感を持っていただけると思います。

商品のことは入社後に学べますが、基礎知識が備わっていると、立ち上がりが早いですよね。特に鈴与商事は、建材や化学品、DXなど、理系の知識を活かせる商材・サービスをたくさん扱っているので、活躍のフィールドは多そうです。

あと化学品営業部では危険物取扱責任者の資格が必要なのですが、化学系学科の卒業者は資格試験が免除されるんです。試験勉強しなくていい分、仕事を覚えることに集中できたので、それは少し嬉しかったですね。

そういえば、私も建築学科卒のおかげで電気工事施工管理技士の受験資格の条件が緩和されたことがありました!

意外なところで理系の恩恵を受けられるのですね。あと、理系の強みとして “数字に強い”ことが挙げられると思うのですが、これは私自身、実感する場面が多いんですよ。オフィスに新しい空調や照明を導入する仕事では、図面に書かれた寸法を読み取ったり、空調機器の能力計算をすることがよくあります。空調機器はメーカーからお薦めされることもありますが、自分で計算できれば、本当にそれがベストなのかを見極められる。そうすれば、自信を持ってお客さまにご提案できるんです。

計算で言うと、化学品ってキログラム単価で見積もりをつくることが多くて。でも、お客さまからはリットル単位だったり、平方メートル単位でご注文をいただくことがあります。そんなときに頭の中で計算をして、商談の場で大まかな見積もりを割り出せるのは、理系の強みかもしれないですね。

もう一つ、理系の強みとしてよく言われるのが“論理的思考力”ですよね。何か実感することはありますか?

営業の基本ですが、お客さまに納得していただくために“結論から話す”“筋道立てて話す”というのは、論理的思考力が求められるかもしれないですね。

忙しいお客さまとスピーディに商談するためには必要ですもんね。でも、私はじっくりとお客さまとお話しして、仲良くなって買っていただく営業スタイルが得意だな(笑)。

論理的に話をする営業と、お客さまと仲良くなる営業。どちらのスタイルも身に付けられると、提案力が上がりますよね。

鈴与商事で活躍できる
理系人材とは?

営業として、“人と話すことが好き”というのは大前提ですよね。他にも、理系の中でも特にこういう人が鈴与商事に向いているというのはありますか?

分からないことを理解できるまで根気強く調べられる人が向いていますね。扱う商材が幅広いですし、新しいものもどんどん出てくるので。これが得意な人は、理系に多い気がします。

一つのことを究めるというよりは、いろいろ経験したいという人が向いていると思います。今の仕事も、空調や照明、ボイラなど、多種多様な商材を扱っていますし、それぞれにたくさんのメーカーの商材がある。いろんな知識を吸収して成長できる環境ですからね。

鈴与商事は多角的に事業を展開しているので、部署異動によって、さらに知識の幅が広がりますよね。私が所属しているアグリ事業部は、会社が農業事業に挑戦する目的で最近立ち上げられたばかりの部署ですし、今後もフィールドはもっと広がっていくと思います。だから専門知識を活かせる場面もきっと増えるはず。

“その分野の知識がある”というだけでも強みになりますよね。

理系はメーカーの研究職や技術職に進むというのが王道かもしれない。でも、せっかく就職活動でいろいろな企業と出会えるのだから、視野を広げてみるのもいいと思います。メーカー以外にも、これまでの知識や経験を活かせる会社があるはずだから。その中で、鈴与商事を選んでくれたら嬉しいですね。就職のルートはまっすぐではなくても、ここにはまっすぐに向き合える仕事がきっとありますよ。

エネルギーをはじめ、建材や化学品、DXなど、
幅広い分野で事業を展開する鈴与商事。
ここには専門知識を発揮できる機会が数多くあります。
お客さま、そして地域の発展のために、
あなたも理系の知識や考え方を活かしてみませんか。

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